神経内科医からのメッセージ

三重大学大学院医学研究科 神経病態内科学(神経内科)教授

冨本 秀和とみもと・ひでかず

教室ホームページ

専門領域について教えてください。
脳卒中、認知症です。
神経内科医として「やりがい」や「喜び」を感じるのはどんな時でしょうか?
患者さんがよくなること、次世代を担う神経内科医を育てることです。
患者さんとのコミュニケーションで心がけていらっしゃることを教えてください。
患者さんと同じ目線で話ができるように努力しています。
患者さんとの心に残るエピソードを教えてください。
その昔、小生が担当した筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さんが「自分が治らないことはもうわかっているが、せめて自分の体を難病の治療開発に役立ててほしい」とおっしゃって亡くなられたことです。
最後にメッセージをお願いします。
神経内科は間口の広い診療科です。脳卒中、認知症など高齢社会で大事な病気の治療に取り組んでいます。しびれやめまい、ふらつき、もの忘れなどがあれば、是非神経内科にお越しください。

*認知症サミット in Mieでの「パール宣言」

2016年10月14(金)・15日(土)、四日市市において、「認知症サミット in Mie」が、ポスト伊勢志摩サミット関連事業として開催され、実行委員長を務めました。2日間のサミットの成果は下記の「パール宣言」として発表されましたのでご紹介します。

パール宣言 まとめ

  1. 認知症はグローバルヘルスに対する脅威となっており、認知症に関する国際連携を推進する。

  2. 認知症の人が地域で生活を維持することの可能な地域社会を構築する。

  3. ICTやものづくり先端技術を医療介護現場に導入するための医療・産業連携を推進する。

  4. 早期診断、適時の入院治療のための医療・介護の連携体制、病態解明や創薬のための大規模レジストリー構築を推進する。

  5. 認知症ケアパスを最適化するため、多職種連携、地域包括ケアの確立を推進する。

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