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アイスバケツチャレンジ収益125億円、ALSの新たな原因遺伝子NEK1を特定

2016.8.3

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2014年夏から世界各国に広がった、バケツに入った氷水を頭からかぶって筋萎縮性軸索硬化症(ALS)の認知理解と寄付金を集めるキャンペーン「アイスバケツチャレンジ」をご覧になった人は多いことでしょう。

Facebookには1700万人が氷水をかぶる動画を投稿し、4億人以上がそれを再生して視聴したそうで、1億1500万ドル、およそ125億円の寄付金が集まり、その一部が6つの研究プロジェクトの支援金として使われました。

6つのプロジェクトの中の1つである「プロジェクトMinE」の研究成果が2017年7月にオンライン版「ネイチャー・ジェネティクス」に掲載され、先天性ALSの過去最大規模の調査結果を分析し、先天性ALSの原因遺伝子として、新たに「NEK1」を特定しました。

今回の新たな原因遺伝子「NEK1」の特定によって、遺伝子治療薬など新しい治療法の開発が進むものとみられます。

http://www.bbc.com/news/health-36901867