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睡眠中に脳は洗浄され機能を維持

2019.11.30

ボストン大学の研究で、睡眠中、特に眼球運動が現れない「ノンレム睡眠」という深い眠りの最中に、脳脊髄液が脳内に発生した有害なタンパク質で、アルツハイマー病やパーキンソン病を引き起こす可能性が指摘されている代謝老廃物を除去して、記憶力などの脳機能を正常に保つために役立っていることが報告され、2019年11月の『Science』に掲載されました。この研究によって、かねてから指摘されていた睡眠が脳機能の維持やアルツハイマー病の予防に役立つという説のメカニズムの一端が明らかになりました。

【出典】

"Coupled electrophysiological, hemodynamic, and cerebrospinal fluid oscillations in human sleep" Science  01 Nov 2019:Vol. 366, Issue 6465, pp. 628-631 DOI: 10.1126/science.aax5440