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パーキンソン病の重篤度をMRIで可視化

2015.10.6

東北大学大学院医学系研究科小山内実(おさないまこと)准教授、同大学院博士後期課程菊田里美(きくたさとみ)、および徳島大学薬学部笠原二郎(かさはらじろう) 准教授を中心とした研究グループは、パーキンソン病により神経活動が増加している脳の領域(領野)をMRI を用いて可視化し、その増加の度合いがパーキンソン病の重篤度と相関している領野を明らかにしました。パーキンソン病は世界で2 番目に患者数が多い脳・神経疾患ですが、これまでその確定診断法はありませんでした。今回の発見は、パーキンソン病の発症メカニズム解明だけでなく、MRI を用いた早期診断に発展する可能性があります。本研究結果は、Scientific Reports誌( 電子版)に掲載されました。

Quantitative activation-induced manganese-enhanced MRI reveals severity of Parkinson’s disease in mice
Scientific Reports. 08/2015; 5:12800. DOI: 10.1038/srep12800

日本語プレスリリース http://www.med.tohoku.ac.jp/uploads/150810Osanai.pdf

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